教員の長時間勤務問題をどうする?

― 研究者からの提案 ―

中嶋哲彦・広田照幸 編

著者=中嶋哲彦・広田照幸・ 
大橋基博・高橋 哲・田中真秀
橋本尚美・浜田博文・前川喜平

全国の公立学校教員の長時間勤務の深刻さが問題になっています。「教職員の働き方改革」が進められてきていますけれども、抜本的な事態の改善とは、ほど遠い状態です。……どうしたらよいのでしょうか。この本は、教育について研究してきた研究者が、その解決策を提案していきます。(「まえがき」)
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〈現役教師の声〉
●教員の長時間勤務解消に立ちはだかるのは、教員の善意に依存する“文部科学省や教育委員会”と“財務省の壁”。自己犠牲を貫いて働くことが、教員の美徳なのでしょうか?【小学校、Y・H】

●教員という仕事はこんなにも忙しいのか? 子どもと向きあえる少しのゆとりができればいいなと感じます。【中学校、M・T】

●小手先の働き方改革ではなく、多忙をきわめる現状打破の光明をみた。子どもの「教育を受ける権利」を保障するためにも、長時間勤務是正は急務である。【中学校、A・H】

●「仕込み5分の授業」はしたくありません。勤務の中でゆっくりと子どもと向きあえるよう、持ちコマ数の削減や法律の改正等を実現して欲しいです。【小学校、I・S】


目次:

1 〈総論〉問題解決に向けた提案をしていくために(中嶋哲彦+広田照幸)
2 教員一人当たりの持ちコマ数の削減を(浜田博文)
3 義務標準法の改正で教職員定数の大幅増員を(中嶋哲彦)
4 教員の働き方改革で国が本当にやるべきこと(前川喜平)
5 教職員の定数問題の現状と課題(田中真秀+広田照幸)
6 働き方改革だけでは問題は解決しない(広田照幸+橋本尚美)
7 高校教員の長時間労働問題を考える(広田照幸)
8 公立学校教員による時間外労働の違法性(髙橋 哲)
9 教員の長時間労働と部活動顧問「制度」(大橋基博)

A5判・並製・全176頁 本体1600円+税 
2024年3月刊行 ISBN978-4-86686-034-3 C3037