「教室の未来」を創る12の教育実践

― 「学び合う教室文化づくり」による教室改革 ―

古屋和久

授業づくり、「ひと」・関係づくり、教室空間のデザイン――著者が公立小学校で実際に行ってきた「学び合う教室文化づくり」の12の実践を紹介する。「学び合う学び」への招待。


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〈学び合う珠玉の教室文化はこうして誕生した!〉
古屋学級の子どもたちの芯の強さ、気遣いの温かさ、学びの深さは、圧倒的である。教室空間は、いつも教師と世界と仲間への信頼感に満ちている。本書は、奇跡の教室文化を創出した教育実践の具体を示した教師必携の書である。
高井良 健一(東京経済大学教授)


目次:

序 章 「学び合う教室文化づくり」が「教室の未来」を創る

第1章 教室空間のデザイン―「学び」が生まれ育つ教室空間をつくる
実践1・教室美術館●アートがある教室=みんなで楽しむ美術館ごっこ
実践2・学びのWALL●「学びの過程」が見える教室をつくる
実践3・数学者の黒板●教室のなかにいつも「数学」がある
実践4・「学び」が生まれる小さな工夫●「学び合う教室文化づくり」のための一工夫

第2章 「ひと」・人間関係をつくる―「学び合い・育ち合う」授業を支える力
実践5・「アクティブな聴き方」と「聴き方の達人」●「学び合う教室文化づくり」でもっとも大切にしたいこと
実践6・わからないの達人●「わからない」が大切にされる教室を育てる
実践7・「自主学習」の取り組み●「主体的な学び」のある家庭学習
実践8・保護者の学習参加●保護者も子どもたちと一緒に学ぶ教室

第3章 学び合い・育ち合う授業づくり―「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業づくり
実践9・対話的な学び●仲間と共に自分の言葉をつくる
実践10・深い学び●「対話的な学び」から「深い学びへ」
実践11・教科書の読み方●45分で完結しない授業文化づくり(1)
実践12・教科日記●45分で完結しない授業文化づくり(2)

あとがき―自分の言葉で教育実践を語る教師がつながる

A5判・並製・全280頁 本体2400円+税 
2024年4月刊行 ISBN978-4-86686-035-0 C3037