教育学年報14 公教育を問い直す

編集委員
佐久間亜紀・石井英真・丸山英樹・
青木栄一・仁平典宏・濱中淳子・下司 晶

公教育のあり方、学校の未来像とは?
公教育の変容を精緻に捉えた15の議論と
気鋭の研究者たちによる論考を収録。

教育学年報・第3期について

教育学年報第15号・原稿募集について

目  次

Ⅰ 公教育を問い直す

対談 公教育再考――ケアをめぐる政治学と教育学の交差
岡野八代・佐久間亜紀

別様な市民が創るオルタナティブな学び場の公共性
――〈縁側〉をもつ応答的包摂型公教育の生成へ
吉田敦彦

移民の若者との協働から学校を問う――課題の解放か、課題の増幅か
徳永智子

ESDの深い次元――公教育の「これまで通り」から構成される学習へ
丸山英樹

公教育ガバナンスの原則と分析枠組に関する考察
――多機関・多職種連携時代の公教育を見据えてへ
後藤武俊

終焉に向かう「教育」改革?
――公教育の融解か学習権保障の再構築か
石井英真

「働き方改革」は、何を改革するのか?
油布佐和子

エッセイ ヒト教師が教壇に立たない学校は可能か?
――ロボット教師の養成に向けて
青木栄一

公正な社会の形成に資する学校と教員の役割
――社会の分断を防ぐケア論に着目して
柏木智子

教育の自画像としての〈福祉〉理解とその批判
――反省なき連携待望論への若干の懸念
倉石一郎

「藤田‐黒崎論争」を展開する
――教育行政=学校組織のエスノメソドロジーにむけて
森 直人

学問の自由と民主主義に関する一考察
――学問の自由は大学評価制度を統制しうるか
堀口悟郎

丸山眞男の教育思想・序説
――公教育における「政治的中立性」の問題を再考するために
関根宏朗

公教育の役割と範囲をいかに定めるか
――教育の正義と徳へ
髙宮正貴

コモンについて――人間を中心にしすぎない公教育原理の素描
神代健彦

Ⅱ 研究論文

政令市議会議員の教育政策への対応
――組合出身議員に焦点を当てて
阿内春生

サイバネティクス―「死語」か「流行語」か
――ドイツにおける「サイバネティクスのルネサンス」から制御の欲望を考える
田中 怜

研究ノート
非大学の高等教育機関の制度的位置に関する研究
――プロテスタント神学校の事例
齋藤崇德

エッセイ
文理のジェンダーギャップを問い直す
濱中淳子

日本における「新自由主義」概念の位置と教育研究
仁平典宏

『教育学年報15号 生涯学習』・原稿募集
執筆者紹介
あとがき

A5判・並製・全456頁 本体4600円+税
2023年8月刊行 ISBN978-4-86686-032-9 C3037