第3期・編集委員 下司 晶、丸山英樹、青木栄一、濱中淳子 仁平典宏、石井英真、岩下 誠
2004年の休刊から15年―― 大きな変換をとげている教育研究の新たな動向を、 各分野を代表する気鋭の研究者がレビュー。 知的で自由な対話を活性化し、教育研究のさらなる新章を切り開く 『教育学年報』が再始動! 〈編集委員による討論も収録〉
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教育研究の新章
第Ⅰ部
教育哲学 ―批判の後に何が来るのか?― 下司 晶
日本教育史 ―一九九〇年代から二〇一〇年代までの動向― 柏木 敦
西洋教育史 ―教育社会史研究の誕生と終焉?― 岩下 誠
❖座談会 教育学の実践性とは何か ―教育哲学をめぐって―
❖座談会 教育○○学は親学問との関係をどう取り結ぶべきか ―西洋教育史をめぐって―
第Ⅱ部
教育方法学 ―「教育の学習化」を問い直し教育的価値の探究へ― 石井英真
教育心理学 ―〈マインド〉から〈アウトカム〉へ― 加藤弘通
発達研究 ―教育学における発達論の衰退のさなかで― 赤木和重
❖座談会 教育実践の学を追求するとは ―教育方法学をめぐって―
第Ⅲ部
教育法学 ―「防御の教育法学」から「攻めの教育法学」へ― 髙橋 哲
教育行政学 ―比較研究の方法論からの棚卸し― 青木栄一
教育経営学 ―学校の自律性と臨床的アプローチ、その追究の先に― 篠原岳司
❖座談会 社会科学への一歩を踏み出す ―教育行政学をめぐって―
第Ⅳ部
教育社会学 ―アクティベーション的転回とその外部― 仁平典宏
比較教育学 ―差異化と一般化の往復で成り立つ― 丸山英樹
教育経済学 ―教育学研究者はどこに「経済学」を見出し、向き合うのか― 橋野晶寛
❖座談会 教育社会学は自由と政治の夢を見るか ―教育社会学をめぐって―
❖座談会 外国との比較を通して研究の連携へ ―比較教育学をめぐって―
第Ⅴ部
高等教育論 ―その意義が実感される日は来るのか― 濱中淳子
社会教育・生涯学習論 ―現代社会教育制度の生成と変容― 佐藤智子
❖座談会 環境の変化にどう対峙するのか ―高等教育論をめぐって―
『教育学年報』12号・原稿募集
『教育学年報』第1期・第2期〈1~10号〉目次
A5判・並製・全484頁、本体5000円+税 2019年8月刊行 ISBN978-4-86686-007-7 C3037