教育学年報13 情報技術・AIと教育

第3期・編集委員
石井英真・仁平典宏・濱中淳子・青木栄一・丸山英樹・下司 晶

AI、ビッグデータ、ICTなどの新しい情報技術と教育との関係を多角的に検討。
領域を超えた、気鋭の研究者たちによる議論のアリーナ。

お詫びと訂正

教育学年報・第3期について

教育学年報第14号・原稿募集について

目  次

〈第Ⅰ特集〉情報技術・AIと教育

やや長い「序論」
―情報技術革新と教育をめぐる問題圏―
石井英真

「フランケンシュタインの怪物」との「善き社会」をめざして
―AI、デジタル技術との共育とケア―
遠藤 薫

教育とAI
―課題の解放か、課題の増幅か―
吉田 文

ディープ・ブルーの神話
―〈情報技術革新―雇用―教育〉の連関を社会政策の場所から宙づりにする―
仁平典宏

情報通信技術の進展をいかした教育環境の革新に向けて
益川弘如

デジタル教育はサイバーユートピアの夢を見るか?
坂本 旬

ICTの進化と教育系学部教育の現在地
―学生Aへのインタビューから―
濱中淳子

新しい情報技術と大学入試
―大学入試のCBT化を巡る「試論」が導き出すパラドクス―
木村拓也

ビッグデータ時代の学力論・学校論
―学力格差の克服に向けた取り組みを中心に―
浜野 隆

情報技術社会における統治性に接ぎ木されない主体像
―ポストヒューマン的社会状況における「人間であること」を論じるために―
杉田浩崇

エンハンスメントの汎用化は公教育に何をもたらすか
斎藤里美

研究ノート
「1人1台端末」目標と市区町村財政力の関係の検証
―10年間のパネルデータを用いた計量分析―
池田大輝

インタビュー
AIは日本の雇用をどう変えるのか?
岩本晃一

〈第Ⅱ特集〉

座談会
若手研究者が読んだ『教育学年報11号 教育研究の新章』
―教育行政学・教育法学―
髙橋 哲・宇野由紀子・小長井晶子・坂野愛実・松田香南・青木栄一

『教育学年報14号 公教育を問い直す』・原稿募集/15号・予告

A5判・並製・全344頁 本体3600円+税 
2022年8月刊行 ISBN978-4-86686-029-9 C3037