―性分化をとらえ直す―
アン・ファウスト-スターリング
福富護・上瀬由美子・宇井美代子・
立脇洋介・西山千恵子・関口元子〈訳〉
男でもなく、女でもない、
人の性は身体のどこで、どのように、生成されるのか?
生物学者が案内する新たな性の編成へ
〈ゆらぐ男女二分法〉
ルートリッジ出版社による「自然科学と文化の統合シリーズ」の一冊として2012年に出版されたSEX/GENDER:BIOLOGY IN A SOCIAL WORLDの全訳。セックスとジェンダーについての一般書を念頭に置きながら、ジェンダーの問題に含まれる生物学的な諸側面を探求する際に役立つ多くのアプローチを紹介。一般科学、生物学、心理学、ジェンダー・スタディーズの入門書や概論書としても最適。
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はじめに
1章 ジェンダーレスの未来?
2章 らせん構造と階層構造
3章 分子とセックス
4章 ホルモンと脳
5章 ワタシは男の子?女の子?〈ジェンダー・アイデンティティの出現〉
6章 同性愛について考える
7章 集団について考える、個人について考える
8章 ピンクとブルーは永遠か?
9章 ピンクとブルーの発達のダイナミックス
10章 おわりに:ジェンダー(およびセックス)の将来
引用文献
索 引
訳者あとがき
訳者紹介
46判・並製・全208頁、本体2200円+税
2018年8月刊行
ISBN978-4-86686-002-2 C3036