黒坂愛衣
〈重版出来ました2019.07.08〉
ネットでお求めの場合〈紀伊國屋書店〉〈honto〉からもご利用頂けます。
家族/人間関係を社会に奪われてきた、
ハンセン病にかかった肉親をもつひとたち――
苦しみを超えて、つながりを編み直す
家族たちの語りが、ここにある。
ハンセン病市民学会「第一回 神美知宏・谺雄二記念人権賞」(2017.5)
*
目 次
はじめに
ハンセン病問題小史
娘/妹の語り
第1話 よみがえった記憶
第2話 園を脱走してわたしを産んでくれた
第3話 父を嫌った自分が辛かった
第4話 父親にもっとやさしくしてあげたかった
第5話 絶対に、こっちから動くもんかと
第6話 病気じゃないのに療養所へ
息子/弟の語り
第7話 「癩者の息子」として最初の名乗りをあげる
第8話 遺族訴訟の先頭に立って
第9話 患者家族ゆえに高校退学を迫られて
第10話 肉親を知らずに育つ
第11話 和光園生まれを隠さずに生きる
第12話 学業中断と結婚差別の悲しみ
関係性の剥奪と回復の兆し―語りを読み解く
あとがき
46判・並製・本体4000円+税
2015年5月刊行
ISBN9784902163803