環境哲学と人間学の架橋

―現代社会における人間の解明―

上柿崇英・尾関周二=編

穴見愼一・上柿崇英・東方沙由理・大倉 茂・尾関周二
関 陽子・福井朗子・布施 元・吉田健彦=著

9784902163784

現代という時代が映し出す“人間の危機”と“環境の危機”。
この社会病理の超克は可能なのか!?
「人間存在にとっての“環境”とは何か」
――この問いを追究し続けることで、新たな階梯は始まる。

“脱近代”の環境哲学。

 

目 次

まえがき―環境哲学と人間学の架橋を求めて

総論
第1章 人間学とは何か
第2章 環境哲学とは何か

第Ⅰ部 人間学から環境哲学への架橋

第3章 「真の環境ラディカリズム」と〈自然さ〉の視点
第4章 環境危機を踏まえた人間の現代的なあり方
第5章 環境化する情報技術とビット化する人間
第6章 現代における根こぎとアイデンティティの問題

第Ⅱ部 環境哲学から人間学への架橋

第7章 環境哲学における「持続不可能性」の概念と「人間存在の持続不可能性」
第8章 環境哲学・倫理学からみる「鳥獣被害対策」の人間学的意義
第9章 環境哲学と「場」の思想
第10章 人間にとっての共生を考える

 

46判・上製・本体2400円+税
2015年4月刊行
ISBN9784902163780