編集委員
丸山英樹・浅井幸子・仁平典宏
隠岐さや香・石井英真
ユネスコが2021年に公表した報告書
『私たちの未来をともに再想像する:教育のための新たな社会契約』を参照し、特集を構想。
「惑星地球の危機」をテーマに、気鋭の研究者による論文やインタビューを収録し、
危機の時代における教育の可能性を多様な視座から再考する。
目次:
まえがき●一七号の刊行にあたって 丸山英樹
Ⅰ 特集「崩壊する惑星地球における教育と希望」
インタビュー・地球規模の共通善としての教育:『教育の未来』が導く対話と可能性
▶ソビー・タウィル
インタビュー・なぜ『教育の未来』は届かない?:理念と逆風、研究者の役割
▶フェルナンド・M・レイマーズ
インタビュー・経験の絶滅に抗して:公害の現場を学習の場とする意味▶安藤聡彦
ポストヒューマニズムの教育を展望する▶永田佳之
ユネスコによる学習論の現在地:人新世の教育を再想像する▶丸山英樹
ユネスコ報告書の脱人間中心主義から学びほぐす:コモンの教育学と学校の未来▶浅井幸子
ユネスコ『教育の未来』報告書とその周辺:人新世における教育の未来▶楠見友輔
UNESCOの教育構想とポストヒューマニズムを手がかりに:インクルーシブ教育と「変容的平等」
▶飯野由里子
学校現場の磁場を「学びほぐす」連帯と協力の教育学:大学での環境倫理学の授業におけるいくつかの工夫▶吉永明弘
環境教育実践における人間―自然の境界線▶宮本勇一
水俣に根ざす学問・教育の構想:水俣大学構想における栗原彬の理念とその展開▶佐野良介
クリマハウス・ブレーマーハーフェンにおけるナラティヴ構造と時間経験:「旅」と「極端気象」のエリア比較を中心として▶山名淳・茅根創・藤井浩樹・渡辺哲男
中学校におけるグローバル・シティズンシップ教育のカリキュラム分析:ロジャー・ハート「参加のはしご」理論を援用した分析▶松倉紗野香
教育化の射程:社会的危機を教育が引き受けることの反省問題▶田中怜
パスについて:“準―客体”が導く“わたしたち”▶有元健
探究のアンダーコモンズ:ポストヒューマンな子どもから大学の知を組み替える▶小玉重夫
Ⅱ 『教育学年報』編集委員・座談会 崩壊する惑星地球における教育と希望
Ⅲ 研究論文・ほか
近代的ヒューマニズムを超克するEBPMの模索▶桐村豪文
一九五〇年代山形県の教育研究サークルにおける集合知:山形県児童文化研究会の教育研究に着目して
▶久島裕介
ロールズの政治的リベラリズムに基づく教育権の基礎づけ:尊重・子どもの偶然性・位置財▶中西亮太
「リベラル化」と「保守化」の交錯:中学生の社会意識における2020年代の転換をめぐって▶仁平典宏
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『教育学年報一八号 岐路に立つ教員養成と教育学の未来』・原稿募集
執筆者紹介、あとがき
A5判・並製、全504頁 本体5200円+税
2026年8月刊行 ISBN978-4-86686-055-8 C3037

