編集委員
丸山英樹・濱中淳子・青木栄一
石井英真・下司 晶・仁平典宏
〈ゆりかごから墓場まで〉――歴史的動向から最新のものまで
生涯学習に関連する課題を気鋭の研究者たちが議論。
教育学年報・第三期編集委員による座談会
「ポストモダンからビースタへ?――教育研究の「新章」をめぐって」も掲載!
目次:
Ⅰ 生涯学習
日本における生涯学習政策の展開
澤野由紀子
経済成長に向けたリスキリング促進と大学に求められる役割について
田中茉莉子
仕事と「社会人の学び」と生涯教育
―リスキリング・リカレント教育・仕事に関わる能力開発の現状から考える―
藤本 真
社会教育で地域コミュニティをつくれるのか
―地域コミュニティの再編の論理から社会教育研究の課題を考える―
荻野亮吾
社会教育・生涯学習の観点を包摂した
シティズンシップ教育の展開に向けて
上原直人
ケイパビリティの向上のための生涯学習を探る
―社会的投資戦略を超えて―
卯月由佳
展望=万人のためのマイクロクレデンシャルを探る
―国際文書とノンフォーマル教育の認証から―
丸山英樹
アメリカ合衆国成人教育成立からみる生涯学習論
―一九五〇年代のシリル・フールの成人教育思想を中心に―
堀本麻由子
夜間中学校における学齢超過者の教育機会をめぐる諸相
―学校教育と社会教育との狭間で―
大多和雅絵
研究ノート=異なる他者と共生するための学習理論の創出に向けた試論
―変容的学習論と障害概念を手がかりに―
正木遥香
Ⅱ 『教育学年報』編集委員・座談会
ポストモダンからビースタへ?――教育研究の「新章」をめぐって
本誌編集委員〈下司 晶・丸山英樹・青木栄一・濱中淳子・仁平典宏・石井英真〉
Ⅲ 研究論文・ほか
「異種混淆性」は教育実践の理解に何をもたらすか
馬場大樹
座談会=教育哲学・教育思想史・教育人間学
――線を引くこと、その線を消すこと
下司 晶・関根宏朗・尾崎博美
『教育学年報一六号 教育の自由/不自由』・原稿募集
執筆者紹介
あとがき
A5判・並製、全400頁 本体4200円+税
2024年8月刊行 ISBN978-4-86686-037-4 C3037