―『帝国の慰安婦』と日本の責任―
鄭 栄桓
被害者の声の不在――
誰のための、何のための「和解」なのか
日韓合意の意味と捨てられた歴史を問う
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目 次
1 『帝国の慰安婦』、何が問題か
2 日本軍「慰安婦」制度と日本の責任
3 歪められた被害者たちの「声」
4 日韓会談と根拠なき「補償・賠償」論
5 河野談話・国民基金と植民地支配責任
6 終わりに=忘却のための「和解」に抗して
資 料
1 日韓外相共同記者発表(2015 年12 月28 日)
2 『帝国の慰安婦』朝鮮語版・日本語版目次対照表
3 『帝国の慰安婦』出版禁止箇所(34 ケ所)と日本語版の表現
4 朴裕河氏の起訴に対する抗議声明
5 『帝国の慰安婦』事態に対する立場
6 慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話
7 アジア女性基金事業実施に際しての総理の手紙
A5判・並製・本体1800円+税
2016年3月刊行
ISBN9784902163865